2010年01月09日

ロペスがバーニー・エクレストンをサーブ買収に誘った訳は

Saab

ジェラール・ロペスは完全にバーニー・エクレストンの信頼を得たと見て間違いない。サーブの買収資金はすべてロペスのジェニイ・キャピタルから出るのでしょう。そして成功裏にはバーニーにおいしい果実を召し上がれとばかりにF1のボスにはまったく負担のない話を持っていって、F1の体制側の末席においてもらうための貢物的な買収話なのだと思う。この手の話は過去にも何度もあり、最近ではフラヴィオ・ブリアトーレがサッカーチーム(クイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)を買収したときも共同オーナーにバーニー・エクレストンの名前があった。それらのおかげでブリアトーレはいろいろな特典を得たわけで、一番顕著なのはルノーがマクラーレンと同じような違法行為でも無罪放免、マクラーレンはルノーの前に1億ドルの罰金を支払ってるのに。これはバーニー一派とみなされているため、モズレーも突っ込めなかったのでしょう。しかし、そのモズレーもクラッシュゲートには怒り爆発、バーニーに許しを得て一気に永久追放を言い放した。年明けのフランスの裁判でブリアトーレに有利な判決が出たが、彼にはすでにバーニー側近としての立場はなく、その席に座りつつあるのがジェラール・ロペス、今回のサーブ買収(成功、失敗に関係なく)で明らかになった。

markzu
posted at 07:58